m6a1c4k2y3の日記

普段あまり歩かない者が旧東海道をひとりで歩くとどうなるかを検証

旧東海道踏破に挑戦(第七日目)

会社の連休を利用して、長年の夢であった“東海道五十三次踏破”に出かけました。

あとに続く方もいると思い、経験談を記したいと思います。

 

第九回は“第七日目”の道中です。

沼津のビジネスホテルから電車に乗ってJR吉原駅で下車したところから出発します。今日の目的地は興津です。約25kmの道のりです。

七日目にして初めて天気が崩れました。雨です。結構降っています。今まで毎日同じ格好をしていましたが(毎日洗濯していました)、今日はカッパをその上に被っていきます。

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JR吉原駅前には多くの通学の学生がいました。

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途中二回目の「左富士」が見える名勝に差し掛かりましたがあいにくの天気で話しになりませんでした。

しばらく行くと私鉄の吉原本町駅の改札前を通過します。

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このあたりはJR吉原駅周辺と違い繁華街となっています。

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商店街を歩きます。

天和二年(1682年)創業の鯛屋旅館の前を通ります。

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ここは山岡鉄舟清水次郎長の定宿だったらしいです。宿泊代はリーズナブルで、沼津ではなくここに泊まればよかったと後悔しました。

雨の中、いつもより歩くのには難儀します。

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ガイド本に従って相当歩くとようやく富士川に出ました。

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雨のため川の水量は多いです。

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昔は街道一流れの速い川だったようです。

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富士川にかかる橋は歩道があるのですが、舗装状態が悪くたくさんの水たまりができています。通気性のよいスニーカーでしたので靴底に通気用の穴が空いており、小さな水たまりでも踏んでしまうとすぐに水が靴下に浸みてしまいました。

富士川を越えると常夜灯があちこちに見られました。

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どれも江戸時代のものです。

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“常夜灯街道”の途中、今まで見たなかで“最もそのまま”残っている一里塚を発見。

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道の両側に榎の木が。日本橋から37里目の岩淵の一里塚です。個人的にはとても感動しました。

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その先にはまた常夜灯が残っていました。

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明治天皇がご休憩された石碑があります。

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東木戸跡には常夜灯があり、蒲原宿に入ります。

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いつも間にか雨は上がっていました。

諏訪橋の山側には何やら巨大なパイプが走っていました。

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蒲原宿は往年の雰囲気が感じられます。

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江戸時代の旅籠がありました。二階の櫛型の手摺は江戸時代のままのものだそうです。

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現在はお休み処と鈴木家の二軒に仕切られています。

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お休み処で休憩させてもらいました。

カッパの中は蒸れて汗だくだったので、ここで上に着ていたものはすべて取り替えました。

気さくな女主人とご近所のマダム3人がいらして、軽い会話をしました。二階に上げて頂き、二階の軒先からは道の反対側にある本陣跡が眺められました。建物としての本陣跡はこれがはじめてです。

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おいしいコーヒーもいただき、残りを歩く元気をもらえました。

次の由比宿はすぐでした。一里塚跡を過ぎたころから、“桜えびのまち 由比”の表示が目にとまるようになります。

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七里役所跡というものがあり、石碑に書かれた説明を読むと驚きでした。

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由比宿本陣跡の隣に大きな休憩所があり、ここで串だんごと煎茶で一服。これこそ当時っぽい。

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私がまだ子供のころ永谷園のお茶漬けのりに景品として入っていた東海道五十三次のカードが展示されていました。なつかしい。

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休憩所のすぐ隣にある由比本陣跡です。

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門の手前には常夜灯、門の脇の小さい堀には亀がいます。

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脇本陣(うどん屋)です。

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桜えびの看板が目につきます。

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海が見えましたが、天気が悪いせいでぼやけています。

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国の有形文化財 名主の小池邸です。

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だんだんと道が細くなり、田舎道になります。

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ビワ農家が目につきます。

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間の宿本陣跡です。

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間の宿とは休憩のみで宿泊はできません。

この先の右手の坂を上っていくと薩埵峠です。

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びわ畑の中を通っています。

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左手は海です。

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薩埵峠道標です。

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箱根の再現です。ここが旧東海道です。

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左側は急な崖です。

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このあたりが薩埵峠です。

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下り道に入ります。石畳はありませんが箱根の山道を彷彿させます。

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山を下り切ると両側が墓地の間にでます。

広い道に出たら右に曲がり常夜灯のある角を左に入ります。

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寂しい道をしばらくいくと今日の宿泊地が見えてきました。

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興津橋を渡ったらすぐに右の小階段を下ります。

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この先の突き当たりを右に行くと興津宿ですが、左折して宿に向かいます。

今日はここまで。明日は最終日となります。

 

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