旧東海道踏破に挑戦(第八日目)
会社の連休を利用して、長年の夢であった“東海道五十三次踏破”に出かけました。
あとに続く方もいると思い、経験談を記したいと思います。
第十回は“第八日目”、この一連の旅の最終日の道中です。
新幹線で東京に戻りたいため、ゴールを府中宿(静岡)にしました。14.6kmの行程です。距離が短いため、いつもより朝は健康ランドのモーニングを食べてゆっくりしてから出かけました。昨日とはうって変わりとてもよい天気です。
いにしえの建物が目を引きます。
興津宿の案内板です。
東本陣跡です。
西本陣跡です。
見た目がすごいお寺がありました。清見寺です。五百羅漢があります。
旧道を歩いていきます。
延命地蔵尊です。
地方らしい街道です。
右の道が旧東海道。
分岐のところに「ほそいの松原」の看板が。
まっすぐな道が続きます。
道沿いには昔のままと思われる格子枠の茶色い家屋が多く残っています。
江尻宿に入りました。
魚屋さんの店先には“出漁中”の立て札が。自ら獲ってきて売ってるようです。
クリーニング屋の看板に『農具・鍬修理』の文字が。東京では絶対ありません。
江尻の町に入りました。近くには清水漁港があります。
“江尻宿シャツ”の幟がありました。記念に買う気にはなりません。
江尻宿の説明がありました。
巴川を渡ります。
旧街道は右の方です。
暑いです。
いつも望んでいた茶屋がありましたが、タイミングがよろしくなくパスしました。
近くに元禄八年(1861年)創業の追分羊羹の店があります。
清水次郎長に仇討ちされた吉兵衛の供養塔です。
金谷橋をわたります。
真っ直ぐな道が長々と続きます。
前にもみた東海道の看板。
とにかく暑い。この季節はあまりよくないかも。
ひときわ目立つ静岡銀行のビル。
草薙神社の大鳥居。でっかい!
とにかく暑い。体力を奪われます。
この辺りは植木屋が並びます。
日陰がないんです。つらい。
県総合運動場駅。
東海道本線と東海道新幹線の線路にぶつかり、旧東海道が途切れます。
右手の地下道を潜り抜けて、線路の反対側に出ます。
この地下道は狭いのに車も通っています。
反対側にでると旧東海道は続いています。
後久橋を渡ります。
府中宿まで3.3kmとあります。
旧道は右側の細い方です。
単調で平坦な道は退屈で却って疲れます。
長沼の一里塚跡。日本橋から44里目です。
右手に静岡鉄道が走っています。二両編成でした。
国道1号に合流。そこには巨大な商業施設がありました。
またJR東海道線を横切ります。
今度はガード下を通り抜けます。
府中まで0.9kmです。
それにしても暑い。日陰が欲しい。
水を見ると涼しく感じます。
あと少し、頑張ろう。
府中宿に入りました。ゴールを祝福してくれるように涼しい風が吹いてきました。
駿府の街並を説明する図がたくさんありました。
静岡の市街地になりました。
府中宿に到着!
ガイドブックによると府中は不忠に通じるから改名されたらしい。
近くには駿府城があります。
静岡駅が見えます。
ここから新幹線こだまで帰宅します。お疲れさまでした!
さて帰りは疲れた身体を新幹線のソファに預け、途中の停車駅までの時間が瞬く間であることを気にしながら、如何に現代の移動が楽で早いかを実感していました。
日本橋~府中間約180km。
7泊8日で踏破した距離を現在は1時間30分ほどで移動できてしまった。
おそよ150年でここまで文明は進歩を遂げたのだ、と実感できた。
電車を降りて、駅に隣接した百貨店の上にあるフルーツパーラーでパフェを食べて今回の旅を締めくくります。
次回はいつになるかわかりませんが、今回の旅で右足の親指と左足の中指の剥がれた爪が生えそろったら続きを始めます。それは京都に到着するまでは終わりません。その時またお会いしましょう。