旧東海道踏破に挑戦(第二日目)
会社の連休を利用して、長年の夢であった“東海道五十三次踏破”に出かけました。
あとに続く方もいると思い、経験談を記したいと思います。
第三回は“第二日目”の道中を書きます。
非日常の疲れを溜めたところに、慣れないカプセルホテルは落ち着かず、十分な睡眠は取れなかった。
一日目に着た服は前日ホテルで洗濯・乾燥済であったので、一日目と同じ出で立ちでホテルを出発(6:30)。ちなみに朝食は前日にコンビニで買っておいたサンドウィッチとサラダをホテルのトイレの個室で済ましました(カプセルは食べ物の持ち込み不可)。
天気は快晴、一日目同様、日焼け止め、スマホの万歩計アプリ起動、ガイドブックを片手にもち、バケットハットを被って、昨日のゴール地点の上台橋に行きます。
一日目は目標とした保土ヶ谷(日本橋から32.2km)に到達できず、神奈川宿(同27.3km)で終わってしまいました。前日の足の疲労は取り切れておらず、予定していた二日目のゴールである大磯(保土ヶ谷から33.2km)まで歩くことは無理と判断し、平塚(保土ヶ谷から30.3km)を目指すことにしました。
高速神奈川2号三ツ沢線の高架下を抜け、浅間下交差点をわたり左側の細い旧道へ。朝4早いにも関わらず商店街のお祭りの準備の人たち(出店)が道の両脇にたくさんいました。
この道はずっと続いていてやがて松原商店街に入ります。相鉄線天王町駅のガードをくぐり、商店街は続きます。もう足が疲れて歩くのがつらくなってきました。JR保土ヶ谷駅をすぎた踏切の手前のあったベンチでしばし休憩。やはり昨日の疲労が残っていて足のすねの両側が張っていて歩くのがしんどい。一日の歩く距離をもっと短くすべきでした。今日は行けるところまで行ってみますが恐らく平塚までは難しい。
踏切を渡って突き当たりが保土ヶ谷本陣跡。ここから国道1号沿いを歩きます。
戸塚に向かう途中の旧街道に入ります。歩道はほとんどありません。
元町ガードを左折してから少し行くと、右側の坂道を上ります。有名な権太坂です。
結構きつい坂です。神奈川宿の田中屋の前の坂道も急でしたが、こちらはもっと急でした。道は保土ヶ谷バイパスの上を渡り、坂の頂上へ。道沿いの駐車場の先に富士山が見えました。
東海道を歩きはじめて初めて見る富士山に感動。しばらく民家の間の道を進みます。バス停のベンチで少し休憩。歩くのは決して楽ではない状況。その後、焼餅坂を抜けると昔の名残を感じさせる景観に。
その先は細い道となり、一里塚を見つける。
その先の果樹園を抜けて少し下ると、旧東海道は環状2号線を渡る歩道橋の上の道となり、左方向に下っていきます。歩くのがとてもつらくなってきました。国道一号に出ると、“マッサージ”の看板が。先のことを考えてやってもらおうと思い寄ってみると10:00開店。現在9:30、待つのはもったいないので、諦めて前進。
頑張って歩きましたが、やはりつらい。宝蔵院前のバス停でしばし休憩。30分ほど休憩したのち再出発。江戸方見附跡がありました。
戸塚宿の浮世絵にある吉田大橋を渡ると、またマッサージ店をみつけました。今度こそと思い近づくと11:30から。まだ10:30。ここも諦めて先に進みます。戸塚駅前に出ます。ショッピングセンターの中に「マッサージ」をみつけ、入口までいくと、11:30開店。あと30分ある。ショッピングセンター内のサーティワンアイスクリームで休憩して開店を待つことに。
11:30の開店と同時にマッサージを受けました。右足親指の爪が内出血して黒くなっています。マッサージで足をほぐしてもらったあと、お店に頼んでカットバンを頂き、足の親指に巻いて爪が剝がれないようにしておきました。何とか歩けるようになり、戸塚宿の本陣跡へ。
しばらくしてこのまま歩き続けるのがつらくなり、今日は藤沢止まり(泊り)を決定。スマホで宿を探して予約しました。つらい脚を引きずり、何とか藤沢橋に到着。
14:00を少しすぎたくらいでしたが、今日はここまでとし、早めに休んで疲労を回復させることにしました。