m6a1c4k2y3の日記

普段あまり歩かない者が旧東海道をひとりで歩くとどうなるかを検証

旧東海道踏破に挑戦(準備編)

会社の連休を利用して、長年の夢であった“東海道五十三次踏破”に出かけました。

あとに続く方もいると思い、経験談を記したいと思います。

尚、ここでいう“東海道五十三次踏破”は、日本橋から徒歩で京都までいくことであり、

今回は休みの都合上、7泊8日でいけるところまで歩いたものです。時期は6月上旬、予算は約10万円です。これにはこのあと述べる“準備”費用も含まれています。

 

第一回は“準備編”として、何を準備すればよいかを書きたいと思います。

 

まず、私の年齢は50歳後半男性です。

既婚者で、子供は成人しています。

普段、通勤以外で長く歩くことはありません。通勤では約1kmほど歩きます。

運動歴は、週2~3回スポーツジムに行ってます。主として筋トレです。

 

これを前提にした準備をしていきます。

 

全くの未経験者なので、ネットで経験者からの情報を得ました。

すると、準備としては大きく以下の2つとなりました。

 

1.持ち物

2.宿泊

 

 

1.持ち物

持ち物は必要最小限に留めるようにしました。

結果以下のようになりました。

     リュック

     シューズ(履いていく)

     雨具

     帽子、日焼け止め

     着替え

     薬(虫刺されの薬、カットバン、頭痛薬)

     スマホ

     充電器・モバイルバッテリー

     洗濯用ロープ

     地図

     工程表

     財布

(1)   リュックについて

ネット情報から20L程度のものを探しました。ハンズやロフトで現物チェックもしました。容量があって軽いものはなかなか気に入ったものがなく、いいなと思うと少し値が張るので躊躇してしまいました。シューズは長距離を歩いても疲れないものを新調する必要があったので、リュックにかける予算はあまりありませんでした。職場でこのあたりの話をしたら、登山が趣味の同僚が自分のリュックを貸してくれるというので、喜んで借りることにしました。写真がそのリュックです。造りはしっかりとしていました。雨のときにリュック全体をすっぽりと覆うシートも折りたたんで内蔵されていました。想定していたものよりやや大きかったのですが、出費を抑えられるのでこれを借りることにしました。

使い方や使い勝手を見るため、しばらく通勤に使用しました。

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(2)   シューズについて

長時間歩くため、靴は最も重要なアイテムだと考えました。足の裏に豆ができたり、靴擦れを起こしたりすれば、予定通り進めなくなるからです。東海道歩きにどのようなシューズがいいか?ネットで経験者の意見を調べ、以下の特徴が必要と判断しました。

・ランニングシューズ

     軽い

     蒸れにくい

     乾きやすい

     靴底は厚めでしっかりした作り

     クッション性があり、高反発

     つま先幅広(2E

この条件でABCマートへ行き、店員に上記の特徴をもつシューズを探してもらった結果、

アディダスPureBOOST climaを勧められました。色はエナジーブルーを選び自分に合うサイズを試着したところ、自分の足型にも合い、とてもしっくり来たので即購入しました。

靴擦れを防ぐために一週間前から通勤用に使って履きならしました。(会社についてから革靴に履き替えた)

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(3)   雨具について

雨具は折りたたみ傘とカッパを用意しました。折りたたみ傘は軽量でコンパクトなものがいいです。カッパはフード付きで防水のポケットが付いており、ポンチョタイプで蒸れにくいものにしました。どちらも既に家にあるもので賄いました。

(4)   帽子、日焼け止めについて

天気の日は日差しが強くなっている時期だったので、帽子と日焼け止めを持参しました。普段帽子を被らないので、たまたま貰い物であったバケットハットを持っていきました。

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(5)   着替えについて

着替えは下着と靴下の替えを3日分。部屋着としても使えるTシャツと短パン、そして寒い時のために七分丈のデニムの上着を持ちました。道中洗濯を毎日行うのであれば下着と靴下は2日分あれば十分。1日分でない理由は、箱根界隈には宿を含めてコインランドリーがないためです。ちなみに出かけるときの服装は、Tシャツに薄手の長袖シャツを羽織り、綿の長ズボン。洗濯をこまめにしたのでほぼ毎日同じ服装でした。ただ、雨の日はカッパの中で蒸れて汗でびしょびしょになり、途中で用意したTシャツに着替えました。箱根の旧道の中は茂みの中なので、虫にさされたり、擦り傷になったりしやすいので、多少暑くても長袖、長ズボンがお勧めです。尚、特別寒い日はなかったためせ七分丈のデニムの上着の登板はありませんでした。

(6)   薬について

解熱薬(バファリン)と虫刺されの時のかゆみ止め、そして擦り傷用の消毒液(マキロン)とカットバンを持っていくことにしました。

(7)   スマホについて

今の時代、スマホは欠かせません。アプリとして、万歩計と方位磁石をインストールしましたが、万歩計だけ最初の2日間だけ歩く速度を測定するのに使いました。

(8)   充電器・モバイルバッテリーについて

スマホの充電器は当然必要だが、充電されたモバイルバッテリーを用意して、スマホの充電が切れてもいつでもスマホが使えるようにしました。道中、写真をよく撮り、Facebookにアップしたのでとても助かりました。モバイルバッテリーは新規に購入しましたが結構高かったです(1万円弱)。

(9)   洗濯用ロープについて

着替えを必要最低限にするために、行く先々で洗濯する予定にしたので、洗濯ものを干すロープを購入しました。これは高いものではないし、それほど嵩張らないものでしたが出番はほとんどありませんでした。

(10)地図について

旧東海道を歩きたかったので、旧道がわかりやすい地図(東海道歩きの本)を購入しました。歩きながら見るので、片手に収まるハンディなものがお勧めです。

私はこの本を持っていきました。

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(11)工程表について

7泊8日の予定表を立てました。各日にどこまで歩くか、どこに泊まるかを決め、表にしました。宿泊先はやはりネットで経験者の情報を参考に、その日の到達地(旧宿場町)の近くにある一泊5000円前後のビジネスホテルを予め予約しました。また場合によってはそこに着かない可能性も考えて、キャンセル料が発生しないキャンセル期限を記載しておきました。一日に歩く距離は3035kmとしたため、ゴールを浜松としました。この予定表はコピーを身内に渡しておきましょう。連絡がつかないときなど役にたつ場合があります。

(12)財布について

現金はできるだけ持ち歩かないようにしました。一日に使う分だけを現金として財布に持ち、無くなったら郵便局から下ろすようにしました。銀行よりも郵便局の方が道中に多くあることが分かっていたためです。あと熱中症予防、水分補給で道中、よく飲み物を買います。自販機、コンビニとありますが、トイレ休憩を兼ねてコンビニが便利です。飲み物の支払いに小銭が必要ですが、必要額持ち歩くのは不便なのでSuicaで簡単に支払うようにしました。尚、スマホiDお財布携帯でもいいでしょう。

 

2.宿泊について

ただでさえ長い距離を歩くため、余計な歩きはしたくありません。従って、宿泊は旧東海道沿いにあるところを探しました。最初はネットで経験者が宿泊したところを予約しました。旧道沿いが多かったのですが、そうでないところもありました。また、その日に到着予定の宿場から離れた(位置的には戻る)宿もあったので、再度見直しました。

5000円前後のビジネスホテルで探しました。場所によっては70008000円になってしまうところもありました。そこで横浜の宿はカプセルホテルにするなどの工夫をしました。

ただ、カプセルホテルのお風呂は大浴場があり、ゆったりできますが、寝床はまさにカプセルで、リュックの荷物の出し入れに苦労しました。またカプセル内では飲食が禁止されており、次の日の早朝の出発のために買い込んだコンビニのサンドウィッチ等を朝トイレの個室で食べるはめになりました(正確には飲食物の持ち込み禁止です)。尚、洗濯はできました。

徒歩の旅は、交通機関を使う旅と違って肉体的疲労が大きいです。若くなければ尚更です。

なので、宿は標準的ビジネスホテルクラスのところをお勧めします。

カプセルでは窮屈ですし、周りに気をつかうので疲れが取れにくいと感じました。

それと、予定通り到着できないことが起きますので、直前でもキャンセル料がかからないところをお勧めします。

                                                       

3.その他

小腹がすいたときのためのお菓子を持っていくのもいいと思います。チョコレートなどは疲れた時にいいのですが、暑い季節は溶けてべちょべちょになるので考えた方がいいでしょう。飲み物は道中都度買えますので、重い荷物はできるだけ減らしましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

次回は、いよいよ第一日目の模様をご報告させて頂きます。

 

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